「アナログが一番」と思って始めた手書きカルテ。客が増えると検索に 5 分かかるようになった話。
ネイリスト 4 年目。
スクール時代から「カルテはちゃんと取れ」と教わってきた。
大学ノート B5、客 1 人 1 ページ。
施術日、メニュー、使ったジェル、塗布した位置、感想、次回希望。書き込めば書き込むほど、いい仕事してる気がしてた。
1 冊目: 嬉しくて全部書いた
客がまだ少なかった頃。
お一人ずつのページに、丁寧に手書き。お気に入りの色とか、好きな話題とかも書き留めてた。
次回来た時に「先月のあの色、また使いますか?」って言えるのが、自分でもプロっぽくて嬉しかった。
2 冊目: ページが探せなくなる
客が 60 人を超えたあたりで、1 冊目がパンパンに。
2 冊目を作って、五十音順に分けた…つもりが、書きながら順番がグチャグチャに。
「タナカさん」を探すのに、1 冊目と 2 冊目を両方見ないといけない。
施術前の準備時間が、5 分余分にかかるようになった。
3 冊目: もう諦めかけてた
客 100 人超えて、3 冊目に突入。
五十音じゃなくて「来店日順」にしてみたけど、それはそれで「最終来店いつだっけ?」を探せない。
結局、ノートを 3 冊めくりながら、付箋を貼って、探して、施術前の 10 分を浪費する。
あるお客さまが「先生、私の前回いつでしたっけ?」って聞いてきて、3 分待たせてしまった日に、心が折れた。
「アナログが一番」だった頃の自分へ
言いたいことがある。
客が 30 人までは、ノートで十分。
30-60 人で、ノートが重くなる。
60 人超えたら、ノートは無理。
その境目を、自分で気づくまで何冊も書き続けないと分からなかった。
誰か先に教えてくれてれば、3 冊目はなかった。
諦めた後に乗り換えたもの
結局、ネイル予約システムに乗り換えた時に、ついてくる客カルテ機能を使い始めた。
「タナカさん」って入れたら、過去の施術全部が 1 秒で出る。
3 冊のノートに書き留めた情報を、1 ヶ月かけて少しずつ転記した。
転記しながら、ノートの 1 ページ目に書いてある情報を見て「あ、この子、初めて来た日もう 5 年前なんだ」って懐かしくなった。
ノートは、ノートでよかった。
ただ、運用としては限界があっただけ。
—— ネイル経営の本音 編集部
ノートで頑張る時期も大事。でも 60 人超えたら、客カルテ付きの予約システムに乗り換える方が楽。月 1,000 円 → 9link