スクールで唯一の男だった話から、リピーターを掴むまでの 5 年。
男のネイリスト、5 年目。
業界に対する違和感と、それでも残ってる理由を書く。
スクール時代: 35 人中 1 人
ネイルスクールの同期 35 人、男は自分だけ。
最初の 1 ヶ月、講師にも同期にも「あ、男の人もいるんだ」という空気で扱われた。
悪気はない。ただ、「ネイリスト = 女性」のイメージが業界に染み付いてる。
これに慣れるのに、半年くらいかかった。
サロン就職: 不採用続き
新卒でネイルサロン 12 社受けて、採用は 1 社だけ。
不採用理由を聞いた所、ほとんどが「お客さまが、男性ネイリストに抵抗があるかも」だった。
事実、サロンに来る客の 95% は女性。
店側が、「男性ネイリスト = 客の不安要素」と判断するのも、商売としては合理的。
就職後 1-2 年目: 指名 0 人
採用されたサロンで、最初の 1 年は新規客を「全店員でランダム配分」される枠でしか施術できなかった。
指名で来てくれた客: 0 人。
ランダム配分の中で、「あ、男の人だ」と帰る客もいた。
その瞬間、自分の存在が業界の異物だと、突きつけられる。
就職後 3 年目: 1 人目の指名
3 年目の春、「先生 (= 自分) を指名で」というお客さまが、初めて 1 人現れた。
30 代後半の女性、IT 業界。「友達のネイリスト紹介で…」と。
その人が口コミで、もう 1 人連れてきてくれた。
そこから、少しずつ。1 年で 8 人、2 年で 20 人。
5 年目の今
指名客: 35 人。
すべて、紹介か口コミ経由。新規開拓は、あえてしない。
客層は、IT・クリエイティブ系の 30-40 代女性が多い。
「男性に施術してほしい」と思う層が、業界に確実に存在する。
男性ネイリストとして残った理由
「男性ネイリスト」という立ち位置が、希少性として機能してる。
業界の 99% は女性、その中の 1% に居る価値が、ある。
正直、女性のネイリストの方が、業界では明らかに楽。
でも、自分は自分の場所を作ってきた。
5 年で 35 人の指名客が、その証。
これから男性でネイリスト目指す人がいたら、伝えたい。
最初の 3 年は、本当に辛い。それを越えれば、業界の中に立ち位置はちゃんとある。