お客さんを傷つけた事故、ネイリスト 9 年で 1 度だけ起きた話

ファイリング中の小さな出血。あの瞬間にやったこと、後から考えてやるべきだったことの記録。

ネイリスト 9 年で、お客さまの皮膚を傷つけた事故が 1 度だけある。
記憶が薄れる前に、記録として書いておく。

事故の瞬間

40 代女性の客、ファイリング (爪の長さ整え) 中。
彼女の話に集中しすぎて、ヤスリの角度がほんの少しずれた。

右手薬指、爪の側面の皮膚を 1mm くらい削った。
血が、ぷつっと滲んだ。

その瞬間にやったこと

1. 「申し訳ございません!」と即謝罪。
2. 清潔なコットンに消毒液 (アルコール) を含ませて、止血。
3. 絆創膏を貼る (常備してた)。
4. 「痛くないですか? 大丈夫ですか?」と何度も確認。
5. 施術続行は、本人の判断に委ねる。

幸い、彼女は「全然大丈夫ですよ〜」と笑ってくれて、施術続行を選んだ。

その日の対応

会計時、「本日の料金、いただけません」と申し出た。
彼女は「いえいえ、大したことないですよ」と固辞してくれたけど、半額にさせてもらった。

後日、菓子折りを送るかも考えたけど、業界友達に相談したら「過剰対応は逆に気を使わせる」と言われ、止めた。

後から考えた、やるべきだったこと

1. 事故の記録を、すぐに書き留める
日時、状況、対応、客の反応。後で「あの時どうだったっけ」を防ぐため。
今後、何かあった時の証拠にもなる。

2. 賠償責任保険を、その日のうちに見直す
たまたま小さな出血で済んだ。
もしアレルギー反応が出てたら、もし化膿してたら、保険なしで対応するのは精神的にきつい。

3. 翌日、念のため DM を送る
「昨日はご迷惑をおかけしました。傷の様子はいかがでしょうか?」
これが、信頼を再構築する一番のステップだった。

9 年で 1 回、と思うか、9 年で 1 回も、と思うか

頻度としては、低い方だと思う。
でも、ゼロではない。

「事故起きないし保険入らなくていいや」じゃない。
9 年で 1 回起きたなら、次の 9 年でも 1 回くらいは起きる。

備えるのは、悲観じゃない。現実的な準備。